睡眠でメラトニンが分泌される量や時間&薬とサプリのどちらで補給? 

しっかりと睡眠をとるためにはさまざまは条件が必要ですが、その一つに「メラトニン」があります。

メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれており、私たちの眠りを助けています。

そればかりではなく抗酸化作用があるので、活性酸素が細胞や血管を傷つけるのを防ぐ働きもあるのです。

そんなメラトニンですが、一体どれくらいの量が分泌されるのでしょうか?

もし不足してしまったら、それを補うためには「薬とサプリメントのどちらが良いのか」も見ていくことにしましょう。

睡眠でメラトニンが分泌される量と時間

メラトニンの役目は私たちを眠りに誘うことですが、具体的にどんな働きをしているのでしょうか。

まず夜になると体内時計の働きで「夜になりましたよー」と連絡が入り、分泌が始まります。

すると体の表面ではなく深部体温(心臓や肺といった臓器などの体の中の温度)が下がることで眠気を感じるようになります。

実はこの時に脳の温度も一緒に下がっており、昼間に一生懸命働いた疲れを癒す準備に入っているのです。

ですからメラトニンの不足は睡眠を妨げていると言えます。

ではメラトニンをたくさん摂ればバッチリ眠れるかと言えば、そんなに単純な話ではないんですね。

眠くなるための条件とは他にもいろいろとあるのです。快適な温度や寝具、適度な明るさ、心地よい香りなどが必要になります。

とは言え、眠るためにはなくてはならないホルモンなのです。

そのメラトニンの分泌と時間には密接な関係があることが分かっています。

体内時計とも深く関わっていることもあるのですが、一定のリズムで分泌量が増えたり減ったりを繰り返しています。

普通私たちは夜が明けると目を覚ましますが、ここでメラトニンの分泌が制限されて減少します。

その後、夜の8時頃になると再びメラトニンの分泌量が増えます。

徐々に増え続け、9時過ぎから深夜にかけてその量は増加の一途をたどり、やがてピークに達します。

そして翌朝になると少なくなると言った具合に、増減を繰り返しているのです。

このようにして一定のリズムでメラトニンの分泌量がコントロールされています。

より良い睡眠を求めるのであれば、遅くとも夜12時頃までには布団に入るようにしましょう。

このピークを過ぎてしまってからでは、いざ寝ようとしてもなかなか深い眠りは得られません。

この睡眠のリズムが乱れてしまうと不眠だけでなく、精神的に不安定にもなったりするのです。

その理由はメラトニンには神経を落ち着かせる働きがあるからです。

メラトニンの分泌量は年齢とも関係しており、10歳を過ぎてからピークを迎え、加齢と共に少なくなることが分かっています。

ちなみに生まれたばかりの赤ちゃんは分泌されず成長と共に増加します。

でも赤ちゃんて分泌がないと言っても寝ている時間が長いですよね。その秘密は母乳にあって、お母さんからメラトニンをもらっているんですね。

だからしっかりと寝ているのです。

ところがピークを迎えた後は、高齢になればなるほど分泌量は減る一方ですから、ますます眠れない状況になります。

高齢者の睡眠の質が落ちるのは、この辺りもに原因があったんですね。

薬とサプリのどちらで補給するの? 

年齢とともに減少するメラトニンですが、どのように補ってあげれば良いのでしょうか?

方法としては薬とサプリメントの両方が考えられます。

まず薬ですが市販薬はありませんので、病院で処方してもらう必要があります。もちろん医師の処方せんがないといけません。

仮にあなたが処方を希望しても必要かどうかを決めるのは医師ですから、必ず希望が叶うわけではありません。

でも、どうしても気になる場合は、まず相談してみましょう。大切なことですから納得できる答えが得られるまで質問するのが良いと思いますよ。

それと副作用についても、可能性があるとされている以上は市販されなくても仕方がないでしょうね。そんなに簡単に認可されるはずがありません。

ではメラトニンがふくまれたサプリメントは存在するのかどうでしょうか。

海外で販売されているサプリメントにはメラトニンが含まれているものがあります。ですので輸入すれば可能なのですが、おすすめできません。

というのも、副作用のリスクがあるのがその理由です。それと日本では許可されていない成分が入っている可能性もあります。

自己責任といっても健康に影響があってからでは遅いですよ。

一方、日本で販売されている睡眠サプリにはメラトニンは含まれていません。ですがメラトニンの材料となるトリプトファンが含まれている製品があります。

必須アミノ酸であるトリプトファンは神経伝達物質のセロトニンが生成されるときの材料になります。

そしてセロトニンはメラトニンが生成される時の材料になるといった関係です。

*トリプトファン(必須アミノ酸)

   ↓

*セロトニン(神経伝達物質)

   ↓

*メラトニン(睡眠ホルモン)

ですから、トリプトファンを摂取するとメラトニンの生成をサポートしてくれます。

もちろん食事のバランスを良くしたりすることでも摂取できますよ。

薬とサプリメントのどちらを選ぶかは不眠の状態にもよると思います。症状の重い方は病院で処方される薬が良いでしょう。

そこまで酷い状態でなく「何となく寝つきが悪くなった」「以前より睡眠の質が落ちた気がする」と症状が軽く感じる方は睡眠サプリを試すのも方法の一つですね。

まとめ

メラトニンの不足は不眠の原因になるだけでなく、アルツハイマーやうつといった病気になるリスクも高くなります。

小さな子供さんにとっては、成長に影響を及ぼす可能性もあります。

そうならないためにもメラトニンの不足は何としても避けたいところです。

でも日頃から健康的な毎日を心掛けていればそんな心配はいらないのですが、現実は難しいところがありますよね。

100%自分を管理できる人ってそんなに多くいるものではありません。

薬でもサプリメントでも安全に使ってこそ安心できるのは同じですから、正しく効果的に利用したいものです。

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