膀胱炎の症状が不眠を招くのは本当?その治療法と予防をやさしく解説

不眠の原因はいろいろなところにあり、時には想像できない事と関係していたりします。

でも、その理由が分かったりすると納得することも意外と多いものです。

そんな不眠の原因の一つに膀胱炎があります。

いったい膀胱炎の何が関係していて、どんな影響を及ぼしているのかについて見ていきたいと思います。

また治療方法や予防についても解説していきます。

膀胱炎の症状が不眠を招くのは本当?

膀胱炎の症状

膀胱炎は大腸菌などの細菌が尿道から入り、膀胱の粘膜に付いて増殖し炎症を起こします。これが急性膀胱炎と呼ばれているものです。

特に女性に多いのが特徴で、年齢的に若い方に見られることが多い病気です。逆に男性にはあまり見られません。

女性に多い理由は男性に比べて尿道が短いためですが、その長さは男性が16㎝~20㎝と長いのに対して女性は3㎝~4㎝しかありません。

つまり体の構造の違いによって細菌の影響を受けやすいと言えます。

膀胱炎といってもその症状は様々です。

  • 頻尿
  • 血尿
  • 不快感
  • 下腹部の痛み
  • 排尿時の痛み
  • 残尿感

多くは細菌によって感染するのが原因ですが、そうでない場合もあります。

間質性膀胱炎といわれているもので同じような症状が出ることがあります。また、膀胱に尿が溜まると痛みを感じるのが特徴です。

これらの症状があらわれたら一度病院で診察を受けることをお勧めします。

膀胱炎で不眠?

膀胱炎と不眠って一見つながりがないように思えるかもしれませんね。

ですが、つながりがありました。

それが頻尿で、トイレが近くなる症状です。

頻尿になってしまうと当然のように睡眠が妨げられます。

「眠りについたと思ったら尿意を感じてトイレに行く」の繰り返しになっているようでは十分な睡眠がとれませんので、不眠になってしまうのも無理がありません。

人間の平均的なトイレに行く回数は5回~7回と言われています。昼間4~6回、夜間1回程度になりますが、これ以上の回数だと頻尿と判断できます。

例えば1日に10回以上トイレに行く場合は頻尿を疑った方が良いでしょう。

もちろん水分をたくさん摂ったあとにトイレに行きたくなるのは、ごく自然なことですから心配はいりません。

水分の摂り方が普段と変わらないにもかかわらず、トイレが近くなったら頻尿の疑いがあります。

その理由や治療法をやさしく解説

膀胱炎と頻尿の関係

どうして膀胱炎になると頻尿になったりするのでしょうか?

まず尿は腎臓でつくられて膀胱に溜まります。ですがこの量が少ないときには膀胱の中の圧力は上がりません。

尿の量が増えてくるとそれに伴って圧力も上がるため、尿意を感じるのでトイレに行きたくなります。

成人の膀胱の容量は500ml程度とされており、我慢しているとこの2倍ほどの量が入ります。

通常の尿意は200ml~250mlで起こると言われています。

ですので本来は尿の量が多くなることで尿意を感じるようになるのですが、頻尿の場合は溜まった尿の量と関係なく膀胱の神経が刺激されてしまうのです。

治療について

膀胱炎にはいくつかの種類がありますが、頻尿などの症状があらわれたら泌尿器科を受診してください。

無理をして我慢することは決して良くありません。適正な治療を受けて健康を取り戻すようにしましょう。

*急性膀胱炎

一般に膀胱炎と呼ばれているもので、膀胱炎の中でもっとも多くの方がかかる病気です。

細菌性の膀胱炎の治療には抗生物質が処方されます。薬の服用期間はおおよそ1週間~2週間程度です。

薬をしっかりと飲んでいれば改善される症状ですので、勝手に止めたりしないように注意が必要です。

出血性膀胱炎の場合にはトイレの際の尿に血が混ざる症状があらわれます。

原因はウィルスや細菌によるものや、抗がん剤、抗アレルギー薬、抗生物質などによる影響が考えれらます。

また食べたもののアレルギーでも発症することがあります。

尿検査で原因を調べますが、数日~10日ほどで自然に治ってしまうことが多くようです。

ウィルス性の場合には効く薬がありませんので、体調に異常がないか常に注意していることが必要になります。

異常があった場合にはすぐに病院に行きましょう。

*慢性膀胱炎

慢性膀胱炎は症状が軽い傾向にありますが、反対に治療に時間が掛かります。

まず細菌性の場合には抗生物質を服用しますが、急性膀胱炎に比べて治るまでに長い期間が必要です。

また、糖尿病や腫瘍(しゅよう)、尿路結石などの病気にかかっており、その影響で膀胱炎になってしまうことがあり、これを慢性複雑性膀胱炎(まんせいふくざつせいぼうこうえん)と呼んでいます。

つまり何か持病を持っている方は、それが原因で膀胱炎になったりすることがあるというわけです。

ですからこの基になっている病気(持病)の治療が必要になります。

間質性膀胱炎は細菌性ではないので、抗生物質が効きません。尿を検査しても細菌は検出されないのです。

原因がはっきりとわかっていないのが現状で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

また通常の状態では膀胱の中に異常を見ることができません。

治療には膀胱水圧拡張術という手術による方法がありますが、麻酔をかけておこなわれ、通常は数日の入院が必要となります。

また、薬を使った治療もおこなわれています。

予防方法は?

まず水分も十分をしっかりと摂るように心がけます。

多くの尿を出すことは膀胱炎の予防にはとても効果的な方法です。

そしてトイレの後は清潔にするようにします。細菌が尿道に入らないようにすることが大切です。

また抵抗力を保つために体力を落とさないようにすることも必要になります。

偏った食事や無理なダイエットをしていると、体が弱っているので対応できなくなっていますから注意が必要です。

もし異常を感じることがあったら早めに病院に行くのが良いでしょう。

予防はもちろん大切なことですが、早期発見と早期治療も大切なことです。

まとめ

排尿は私たちにとって欠かすことのできない生理現象の一つです。

ですから、病気になるリスクが付いて回ります。

何でもそうですが絶対なんてあり得ません。今が大丈夫でもいつ膀胱炎になるかは誰にもわからないのですから。

膀胱炎を甘く見ている人はいないと思いますが、しっかり予防してしっかり治すことが大切です。

そのためにも、日頃から気を付けて出来ることから実行するようにしましょう。

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